【南河内探訪】下赤阪の棚田(南河内郡千早赤阪村) ・南河内随一の絶景

日本の棚田百選の一つ

2017年10月4日(水)訪問
大阪府内で唯一の村として有名な千早赤阪村ですが、その中でも近年は地域からの情報発信やSNSの口コミなどを通じで徐々に知名度が上がってきたと思われるのが今回ご紹介する「下赤阪の棚田」です。南河内の絶景スポットの一つでもある「下赤阪の棚田」は1999年(平成11年)に農林水産省により「日本の棚田百選」にも選定されています。

2018年(平成30年)より、この記事で紹介している中学校の中を抜けて棚田に向かうコースは通れなくなりましたので、新たなコースをこちらの記事「【南河内探訪】下赤阪の棚田(南河内郡千早赤阪村) ・2018年度新設の無料駐車場」でご確認ください。(2018年5月追記)

下赤阪の棚田(南河内郡千早赤阪村)
下赤阪の棚田(南河内郡千早赤阪村) 

展望広場への道のり

「下赤阪の棚田」は千早赤阪村役場前から金剛山ロープウェーへ向かう府道705号線を上り、途中の農産物直売所(土日祝のみ営業)の向かいの坂道を上り、中学校の校舎の間を抜けた下赤坂城跡横の展望公園から見るのが一般的です。

下赤阪の棚田(南河内郡千早赤阪村)
右の坂を上ります。

しかし、展望広場に駐車場はあるものの、農産物直売所から中学校までは一部離合困難なちょっと狭い坂道なので、生徒の安全のためにも村としては徒歩で行く事を薦めています。

下赤阪の棚田(南河内郡千早赤阪村)
楠公さんが「歩いてまいろうではないか」とおっしゃってます。

というわけで、まずは農産物直売所前にある金剛バスの「千早赤阪中学校前」バス停からの道のりを。富田林駅からバスで上って来ると、左に農産物直売所、右に中学校・棚田・下赤坂城跡へ上る坂道があります。ちなみに、反対側のバス停前は結構広いスペースです。

下赤阪の棚田(南河内郡千早赤阪村)
200mほどこのような道です。
上り口には色々な看板や案内板があって、楠木正成公の絵入り丸看板で(観光客の)自動車での立ち入りを禁止すると書いてあります。

下赤阪の棚田(南河内郡千早赤阪村)
中学校の校舎の間を抜けます。

200mほど坂道を上ると左右にグラウンドが、千早赤阪中学校の校門が正面に現れて少し戸惑いますが、そのまま進みやや右手の校舎と校舎の間を抜けます。

下赤阪の棚田(南河内郡千早赤阪村)
展望公園に到着!

その突き当りを左に曲がると短い坂があるので、そこを上りきれば右手に下赤坂城跡の石碑や展望公園があります。

ついに下赤阪の棚田に!

下赤阪の棚田(南河内郡千早赤阪村)
見事な棚田!

ついに展望公園に到着!目の前にはずっと奥のほうまで広がる見事な棚田の景色が!

下赤阪の棚田(南河内郡千早赤阪村)
まさに実りの秋です。

周辺は遊歩道などもあり風景を満喫できます。いろいろな角度から棚田の風景を楽しみましょう。
下赤阪の棚田(南河内郡千早赤阪村)
一部では稲刈りが始まってました。

平地の少ない山間の村では斜面に階段状に積み重なった田である「棚田」を見ることができますが、この千早赤阪村の下赤阪に広がる棚田は1999年(平成11年)に農林水産省により「日本の棚田百選」にも選定されています。

下赤阪の棚田(南河内郡千早赤阪村)
ちょっと前方後円墳っぽい気も...

千早赤阪村の観光案内にあるように、春には「水を引き込んだ棚田」、夏には「青々とした棚田」、秋には「黄金色の稲穂が波打つ棚田」、冬には「雪化粧をした棚田」というように四季折々の美しい姿を見せてくれますので、季節ごとに訪れたくなります。

下赤阪の棚田(南河内郡千早赤阪村)
風になびく黄金色の棚田

この「下赤阪の棚田」は、鎌倉時代末期に楠木正成が築城したとされる下赤阪城のすぐそばです。展望公園の一角の小高い丘には「下赤阪城跡」の碑がありますが、その付近からは「PLの塔」はもちろん、あべのハルカスなど大阪市内の方までよく見えます。
ここ以外にも棚田は村内のあちこちにありますが、高台から見渡せる展望台になってるのはここか奉建塔でしょうか。

下赤阪の棚田(南河内郡千早赤阪村)
下赤阪の棚田の案内板

ちなみに、棚田の奥のほうに見える野球場のような建物は富田林市立スポーツ公園の富田林バファローズスタジアムのようです。


下赤阪の棚田(南河内郡千早赤阪村)
棚田の奥にスタジアムも見えます。

念のため...再び楠公さんもおっしゃってますが、美しい棚田の景観を残すためにもマナーは守りましょう。

下赤阪の棚田(南河内郡千早赤阪村)
その名も「棚田トイレ」

アクセス

2018年(平成30年)より、この記事で紹介している中学校の中を抜けて棚田に向かうコースは通れなくなりましたので、新たなコースをこちらの記事「【南河内探訪】下赤阪の棚田(南河内郡千早赤阪村) ・2018年度新設の無料駐車場」でご確認ください。(2018年5月追記)

近鉄長野線富田林駅から金剛バスの千早線に乗り「赤阪中学校前」バス停(農産物直売所の前)で下車。向かいに中学校・棚田・下赤阪城跡への坂道があるので上り、中学校の中を通って突き当りを左に上ると展望公園・下赤阪城跡に着きます。

下赤阪の棚田(南河内郡千早赤阪村)
展望エリア横の駐車スペース

車では千早赤阪村の国道309号線「森屋」交差点を大阪方面からは右折、奈良方面からは左折し(ロープウェー方面へ)1kmほど進むと前述の「赤阪中学校前」バス停(農産物直売所の前)に着きます。

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